top of page

終幕前夜

​

 

Mearie、舞台衣装のまま登場。

​

Mearie

「Collasse様、本日の公演はいかがでしたか?」

​

Collasse、小さな花束を手に登場。

​

Collasse

「素晴らしかった。君の舞台の中で、最も素晴らしい舞台だったよ」

​

Mearie

「ほっとしました。舞台の上でずっと不安でしたの」

​

Collasse

「君らしくもないな。いつも自信満々じゃないか」

​

Mearie

「私だって、不安になることはあります」

​

Collasse

「では、そんな素晴らしい舞台を見せてくれた君へ。

私から、ささやかな感謝の気持ちだ」

(花束をMearieに差し出す)

​

Mearie

「なんて美しい鈴蘭の花束なのかしら。

(Collasseから花束を受け取る)

真っ赤な薔薇を受け取るよりずっと嬉しいわ。Collasse様、ありがとうございます」

​

Collasse

「気に入ってくれて、私も嬉しいよ。

明日は休みだろう?私の屋敷で舞台の成功を祝おうじゃないか。

娘たちも君が来ると知れば、きっと喜ぶ」

​

Mearie

「ごめんなさい、Collasse様。明日はどうしても済ませたい用事があるのです」

​

Collasse

「もしかして、本を書いているのかい?」

​

Mearie

「えぇ、たくさんの人々を幸せにすることのできる素晴らしい本を。

きっとCollasse様も気に入ってくださいますわ」

​

Collasse

「それは楽しみだ。私が邪魔をしては娘たちに叱られてしまうね。

完成したら是非とも私に、一番最初に読ませてくれないだろうか?」

​

Mearie

「もちろんです。ぜひ一番に」

 

 

(一同退場)

​

​

​

​

​

​

​

​

©七日_hichika

  • w-facebook
  • Twitter Clean
  • w-flickr
bottom of page